キリスト者共同体東京集会所

      20042月〜3月の催し案内

 

 

 215日(日)11:4513:00 定例講演[福音書をどう読むか?]

  天界の生命を育てるために

                      〜種蒔き人のたとえ

                                                司祭、輿石祥三

  私達を取り囲んでいる今の世界は、ますます北風の吹きすさぶ冬に似てきつつあります。けれどもそのような世界のただなかで、キリストは未来の天界の生命をもたらす種をすべての人間に与えてくれています。草花の種子が成長するためにはふさわしい世話が必要ですが、この「天界の種」を育てるにはどうすれば良いのか。福音書にはこの「種の栽培法」がさまざまなイメージをもって伝えられていますが、その代表的なもののひとつが「種まき人のたとえ」で、この週のぺリコーぺにもなっています。この福音について考えながら、時代の寒風に立ち向かう私達の道をさぐってみたいと思います。

 

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321日(日)11:4513:00 講演 

 イラクへ、愛を込めて 第二弾

          キリストと現代世界〜真の生命のパン・生命界のキリストを探して

司祭、輿石麗

 これまで日本は平和国家だ等と言われてきましたが、その“平和”が如何に軽いものであったか、まやかしであったかが、イラクの国の戦争の苦しみにどう関わるかによって白日の下にされされはじめました。

 私達の生きる現代世界は神から自由な中にあります。それによってそれは、人間自身のもっとも自由なる力である愛が、人間の内なる神の力、キリストとして、生まれ得る世界です。しかしそのことによってそれは、この人間に敵対する者、反キリスト(悪魔存在)が、人間自身を通して力を増そうとしている世界なのです。

 人類史の初めにあった、神の豊かさに満ちる「エデンの園」の地(第一弾で話しました)、中東は、今や石油資源の地として世界を支配し得る物質的富の源となっています。現代世界の不正が戦争の形で如実にあらわれるイラクに少しでも正しい関係がもてるよう、私達はパウロの意味で反キリストに目を向け、世界が生きる力を探したいと思います。

 「なぜなら私達は、肉と血に受肉している存在たちと戦わねばならないのではなく、始原の霊の位階にある存在たちと、形態霊の位階にある存在たちと、すなわち宇宙のこの時代の闇の支配者たちと、霊的世界の諸領域で悪を担う霊たちと、戦わねばならないのであるから。」(パウロによるエフェソ人への手紙第六章十二節)

 

                               

以上の催しは水道橋の東京集会所で行われます。なお、会場にて寄付(金額自由)をお願いします☆

キリスト者共同体 東京集会所 〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-6-15-201(JR水道橋西口下車一分) Tel/Fax 03-3221-5111 mail: info@kirisutoshakyodotai.org url:http://www.kirisutoshakyodotai.org/